壁一面の大型本棚を分解して処分してから
一度しか読まないことが多い小説系の本は
オーディオブックで読むようにしてみました。




外出時に忘れがちな老眼鏡なしでも読めるという利点も(^^;)





先月聴いたのは
引き続き個人的再ブーム中の角田光代さんを2冊。









こちらはラジオの開局記念ドラマの原作だそうです。

バラバラの環境で全く異なる恋愛をするそれぞれが
同じラジオを聞いて同じ時間を過ごしている・・・
そんなラジオ独特の
暮らしに寄り添うような優しい存在が物語になった感じ。

”百人反対してもやめられない恋よりどうでもいい毎日”

”他人である相手と小さな諍いを繰り返しながら続けることは大きくて強い”

といったフレーズも人生を表現したようでいて
ラジオっていう存在もこんな感じだよな〜

角田光代さんの小説で読んだことがあるものは
どこか暗くグサッと心をえぐってくる事件が
発端となる物語が多かったのですが。

中心となるラジオ番組のタイトル
『モーニングサンシャイン』そのまま爽やかな小説でした。

当たり前の日々も
積み重なって振り返れば全てキラキラした光になる。

”人生これでいいのだ”の言葉にふっと力が抜けて
とっても気分が清々しくなる
こんな角田作品も素敵だな〜と気持ちよく聴けました。




もう一冊は一転。









自分も2歳の娘を持つ母親であるのに
生後8ヶ月の娘を風呂で溺死させた事件の
補充裁判員になってしまった主人公。

登場人物たちの本性はどれなのか
この会話は実際にあったのか嘘なのか
そもそもこれは本当に虐待だったのか。

どれもが閉鎖された『家』の中のできごとばかりで
それぞれの価値観や物事の捉え方で
誤解や曲解があってもわからないよな〜的な。

主人公や周囲の人の解釈
そして読んでいる自分の解釈
どれも正解のようで違っているようで
実は本人にも真実はわかっていないのかも???

まさにこれぞ角田光代さんワールドを堪能。

心理描写が細やかすぎて
どこにも共感できてしまい
そうして混乱していく感を楽しむ小説でした。

そして
この神経質に一人で混乱する感じや閉鎖感。

物語全体に感じるこの雰囲気って
子どもが赤ちゃんだったころの感覚となんか似ている!

自分体験とオーバーラップまでするという。

いやほんと引き込まれる作品でした。




その一方で
最近はエッセイやムック本を買うことが多い紙の本ですが。

実は読まずに積読していて
処分できなかった小説本を思い出しました。




20221007-1




3年前に刊行された大好きな湊かなえさん小説。








産後はすっかり小説を読まなくなってしまっていたのですが
もうそろそろ読みたいな〜なんて頃に
この本を見かけて。

”令和最高の衝撃&感動作
湊かなえの新たなる代表作”
この帯見て即買い。

でもやっぱり
じっくり読書習慣がなくなって久しすぎて
ずっと仕舞い込んでいました。

そんなわけでワクワクしながら読み始めたのですが。

なんだか様子がおかしい。。。

久々の湊かなえさん
あれ?こんなだったかしら?が感想でした。

まず第一に読後の悲壮感なしでいつもの嫌ミスではなく。

謎だらけの過去の事件の家族を調べてみたら
主人公の家族も思いがけず絡んでいて
いろんな伏線回収の結果
ピースがはまって最後スッキリの物語。

なのですが
「真実は事実ではない」がテーマのせいなのかなあ。

結局最後に繋がった過去と現在も
そう想像できるけれど事実とははっきり言えないよね・・・
と少々ぼんやり。

もう今はいない登場人物の人物像や家庭環境は
誰の話が事実なのか
一番重要なそこの描写も薄ぼんやり。

「解釈したことが真実」ってこと?と釈然としない感想でした。

角田作品でリアルすぎる描写に引き込まれたせいか
ん?と共感できない描写が多かったせいかな。。。




かなり分厚くて読み応えある小説を読んだのですが
ちょっと今ひとつという9月。

湊かなえさん
近々公開の映画原作の辺りから作品読んでいないので
今月は戻って読み漁ってみようかな〜




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